こんなん作ってみた!

洋裁初心者*大人服・バッグ*MかLか常に葛藤中

家庭用ミシンでニットソーイング

家庭用ミシンでニットソーイングに挑戦!

うちのミシンでできるの?


市販品を購入するときは手に取ることが多いTシャツなど伸びる素材の服。
でもいざ縫うとなったら難しそう?って思いますよね。
でもインスタを見ると「子どものTシャツ作りました〜」と凄く楽しそう。(笑)

そこで、私も「家庭用ミシン ニットソーイング」などのキーワードでググって挑戦しました。

先人たちの知恵に感謝!

インスタには、アレ作ったコレ作った失敗しました等投稿してますが、ブログでは自分なりにこうしたらいいんじゃないかな、ということを記載しています。

あくまでも、私のキルトスペシャルで行ったやり方ですので、全てが正しい訳ではありません。

自己流ニットソーイングまとめ

生地選び


家庭用ミシンでニットソーイングするに当たって一番大事だと思う。
生地選びでうまくできるかどうかが決まると言っても過言ではない。

ニット生地ってやっぱりあちこち伸びるからやりにくい訳で、
伸び方が控えめなほうが初心者向き。
その伸び方のことを「テンション」というそうです。
実際に触ってみないと感覚が分かりにくいこともあるので、
まずは「家庭用ミシンで縫っていただけます」とか「テンション低」など説明してくれるお店がいいかなと思います。

www.nunokura-store.jp


とりあえず、テンションが低から中で、切ったところがクルクル丸まらないものが扱いやすいです。

針と糸

ミシン針

ミシン針は、ニット用と記載があるもの。
家庭用ミシンだと、HA×1SPという表示になってます。SPがつかないものは布帛用です。
この針は布帛用と違って針先に丸みがあり、
編んで作られたニット生地の糸を切断しないとのこと。
針の太さは#11が標準ですが、Tシャツ向きの生地だと
縫い目に穴が空いたような感じがするので、割と#9を使っています。

ミシン糸

糸はレジロンという伸びる糸を推奨。太さは#50のみ。
縫いの模様によっては普通のスパン糸でもいいそうです。

また下糸は「ウーリー糸」というフワフワした糸にしています。
レジロンより伸びますが、上糸としては使えません。
ボビンには普通に巻けます。
家庭用ミシンにはセットできないので、糸立て台などを使うといいですね。

ウーリー糸は主にナイロンでできていますが熱に弱いのでポリエステルのほうが使い勝手がいいかも。

私はこのお店で通販してます。
ポリエステルウーリー糸があります。

itoyasan-bobin.com


なお、ウーリー糸は何種類も揃える必要はないです。
基本隠れるんで。
どうしても下糸も見える時はレジロン×レジロンにしています。

縫い方

本体組立

普通に裁断したら、肩口やポケット口にニット用とかバイアス仕立ての伸び止めテープを接着します。
布帛用のは使えません。伸びなくなるから^^;

縫う順番は布帛と同じ。
但し、押さえ圧が調整できるミシンなら「最弱」にする、とかなり縫いズレ防止になります。

押さえは普通押さえまたはテフロン押さえ。

パーツを縫い合わせる時の地縫いの種類は「直線縫い」です。
少し針目は小さめにしました。
糸調子はオートです。

糸をレジロンではなく普通のスパン糸にするなら「伸縮縫い」がいいそうですが、
私は余り好きではなかったのでほとんど試していません。

また、生地が薄いと針が針板の穴に生地を押し込んじゃって悲惨なことになります…


ヒドイ

針基線を動かせる機種なら、左基線推奨です。
全然違いました。

縫い代の処理

よく「ジグザグ縫い」して余分な縫い代をカットとありますが、
押さえをかがり縫い押さえに変えてのかがり縫いで問題なかったです。
キルトスペシャルでいうと、ダイレクトの7番です。

糸はそのままレジロン×ウーリー糸でも、スパン糸に変えても大丈夫でした。


かがり縫いには、一代前のジャノメから凄い悩まされましたからね。(笑)
ジグザグ縫い×かがり縫い押さえとか実は推奨されてない?こととか、(ジグザグは基本押さえらしい)
これ単なる飾り縫いでは…?と今では思う模様を選択したりもやったっけ。
結局は、ミシン側からかがり縫い押さえを使って下さいと指示されている模様を選んどけば良かったんだよねwww


ここで注意。
2枚目重ねの縫い代はかがり縫いで始末できますが、
例えば裾とか1枚だとぐしゃぐしゃになってしまいます。

裾と袖の処理

一番の難関は裾と袖の処理でした。


こんな風にリブをつけるなら、結局3枚重ねになるので、
輪に地縫いしてからのかがり縫いで問題ないのですが、
二つ折りだと、生地が横目なのもプラスして伸びる伸びる!弛む弛む!

【やったこと】
前提:ほとんどほつれない生地なので、布端処理はしないで二つ折り。
レジロン×ウーリー糸で表からミシンです。


1.上側の布を強引に送り込みながらの直線縫い

2.三点ジグザグ縫い


3.普通のジグザグ縫い(左基線)

4.縫い代にニット用伸び止めテープを貼ってのジグザグ縫い

縫い代は安定しているけど、テープ貼ってるので伸びなくなる^^;
ゆったりシルエットならいいんだけど。


結局、一番きれいに仕上がったと思ったのは、3番のジグザグ縫い(左基線)でした。
なぜ左基線かというと、中基線で縫うと柔らかかったり薄手の生地は針穴に吸い込まれて行ったからです。
ブラックホール
もちろん、縫い始めをギリ布端から始めるのもダメです。吸い込ま…
2ミリ3ミリあいちゃってオッケーです。

左基線にするなら、多分三点ジグザグでも直線縫いでも大丈夫なんじゃないかなーと思います。
布端処理はしないので、私はジグザグの山が
裁断線にギリギリにかかるようにしましたが、お好みでいいかと。

また直線縫いで仕上げるのなら縫い代の少し内側をジグザグしてから二つ折りもアリかなあ?
先に書いたようにかがり縫いだとぐしゃぐしゃになっちゃうんで。

まあ、何度もミシン通していると更に生地が伸びてきそうなんで、
一回で終わらせるなら表からジグザグにすると思う。



いくつかTシャツやトレーナーを作りましたが、襟袖裾全てに共布またはリブ付けがきれいにできました。
別に付けると、布の厚みが増して安定するからかなと思います。
リブは伸ばしながら縫い合わせなければなりませんが、
ちゃんと合印を打ってその間と間の本体とリブの長さを合わせてながら
まち針を打っていったらそんなに大変ではなかったです。